運行管理者旅客

はじめに

運行管理者とは自動車を扱う事業者が運行の安全を管理するための資格で、その大まかな内容は運転者の健康管理や安全運行の指示管理を行う者である。

運行管理者になるには二つの方法があり、一つは運行管理者試験に合格する事でもう一つは事業用自動車の安全運行管理業務の実務経験が5年以上あり、運行管理者講習(基礎講習・一般講習)を5回以上受講している者。

最低でも基礎講習を1回は受講が必要

このブログでは運行管理者資格の試験による取得について解説します。

まず運行管理者の試験の種類は次の2種類があります。

・運行管理者 (旅客)

バスやタクシーで旅客の輸送を行う旅客自動車運送事業者の運行を管理する者が必要な資格。

・運行管理者 (貨物)

貨物の輸送を行う貨物自動車運送事業者の運行を管理する者が必要な資格。

合格率

当初は50%前後で推移していて、比較的合格率が高く受かりやすい資格でありました。

近年では貨物で30.3%旅客で34.1%です。

年々難しくなる傾向ですが、ポイントをしっかりとおさえて勉強をすれば確率もアップします。

ちなみに私は、50歳半ばで一発合格しました。

運行管理者 「合格率から見えてくること!!」

運行管理者試験日程

運行管理者になるには、事業の種別に応じて旅客または貨物の資格者証の交付をうける必要があります。

受験資格

運行管理に関する実務経験が1年以上あること、もしくは運行管理の基礎講習を修了している者。

基礎講習日程

コチラ(独立行政法人 自動車事故対策機構)から詳細を確認してください。

画面左側の防ぐ 事故の防止の項目欄から運行管理者指導講習のご案内をクリックしてメニュー選択画面を開いてください。3段目の開催案内から運行管理者指導講習会場案内等の画面を開いてください。

下段の各地支所より会場場所、開催日程を確認してください。

講習時間は連続3日間で16時間です。一回でも遅刻・早退があると講習を修了することはできません。受講する際には事前申し込みと手数料8,900円が必要です。

詳細は、運行管理者指導講習のご案内のメニューから運行管理者指導講習の申し込み方法運行管理者指導講習の予約の項目から確認できます。

試験日程・申し込み

試験の方法は二種類あり、従来の筆記試験とコンピューターを使ったCBT試験があり、どちらの方法で行うか自由に選択できます。

・CBT試験についての解説(受験までの流れ)

CBT試験とはコンピューターを使用した試験のことで受験の申請から試験、合否の通知まで全ての工程をインターネットでおこなう方式の試験のこと。

1.受験の申請  2.書類の審査 3.CBT試験のご案内 4.CBT試験専用サイト 5.試験会場と日時の選択・お支払い 6.申請手続き完了 7.試験当日 8.合否通知

詳細はコチラ(公益財団法人運行管理者試験センター)から確認してください。

試験の申請にはインターネット申請と書面申請があります。

コチラから申請できます。

勉強方法

勉強方法は独学による方法、スマホのWeb学習サービスを利用して行う方法、金銭や時間に余裕がある方は通信教育講座を利用する方法があります。


独学による勉強では、よいテキスト本の出合いと過去問題集を繰り返し解く事に尽きます。

Web学習サービスを利用の方はコチラから(Kojiro(コジロー)《運管》)

通信教育講座を利用の方はコチラから(資格のキャリカレ 運行管理者合格指導講座)

テキスト本の購入

上記のテキスト本はアマゾンのサイトで売れ筋上位の三冊です。

令和3年3月受験版 運行管理者試験 問題と解説 貨物編

2021年版 ユーキャンの運行管理者<貨物> 合格テキスト&問題集【令和2年度第1回過去問&予想模試つき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)

令和3年3月受験版 運行管理者試験 問題と解説 旅客編

ちなみにコチラのテキスト本は [編著] 運行管理者試験対策研究会 の一冊です。

私も大変お世話になりました。この一冊だけで一発合格を手にしました。

試験内容(出題分野)

貨物

1.貨物自動車運送事業法 【8題】

2.道路運送車両法 【4題】

3.道路交通法 【5題】

4.労働基準法 【6題】

5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 【7題】

旅客

1.道路運送法 【8題】

2.道路運送車両法 【4題】

3.道路交通法 【5題】

4.労働基準法 【6題】

5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 【7題】

過去問題

詳解 運行管理者<貨物>過去問題集 ’21年版

詳解 運行管理者<旅客>過去問題集 ’21年版

テキスト本と合わせて購入されると合格確率もアップします。

コチラから過去問題(貨物)を見ることができます。(過去問.com)

試験当日

体調管理には特に注意をして万全の態勢で臨みましょう。

時間には常に余裕を持って行動し受験票や鉛筆HB又はB消しゴムは忘れないよう特に注意すること。

試験はマークシート方式で、試験時間は90分です。途中退室は不可

時間が余れば何度も見直しましょう。

合格ラインは貨物・旅客ともに30問中18問以上の正解【60%】。

1~4の出題分野ごとに1問以上の正解、5の分野では2問以上の正解が必須!!

解答速報

インターネットで解答速報が発表されます。 コチラ運行管理者試験対策.net)

合格発表

試験終了後、概ね1ヶ月で運行管理者試験センターHP上に発表。その後、試験結果通知書が受験者に発送されます。 コチラ

資格者証の交付申請

運行管理者試験に合格した者又は運行管理者としての要件を備える者は資格者証の交付申請を行わなければならない。(試験合格者においては合格から3ヵ月以内期間を過ぎると交付不可

申請に必要なもの

・運行管理者資格者証交付申請書( コチラ からダウンロード可能。記入要領はコチラ

・手数料(収入印紙 ¥270)

・本人証明書類〈氏名、生年月日の証明〉(住民票【コピー不可】又は運転免許証のコピー)

・運行管理者試験結果通知書(本通)

・運行管理に関する実務経験証明書(資格要件を有する者)

・国土交通大臣が定める運行管理に関する講習受講証明書

・返信用封筒(A4サイズ)【角型2号】送り先の記入と\460 切手貼付(簡易書留)(郵送希望者)

以上のものを各都道府県の運輸支局へ郵送又は、窓口へ持参する。

受け取り

申請後、概ね2~3週間後に発送されます。期間を過ぎても届かない場合は、各都道府県の運輸支局に問い合わせてください。

受け取り後は、記載事項に誤りがないかよく確認してください。

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